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「東方キャノンボール」を偲ぶ

シキキキーン!




♪誰もが~



「おーい霊夢!キャノンボールやろうぜ!」


「何よ急に?キャノンボールって何?……」













……事前予約PVがつい先日のように思い出してしまう。






2019年10月1日サービス開始から一年後の2020年10月14日、
東方project二次創作スマホゲーム「東方キャノンボール」、惜しまれつつもサービス終了と相成りました。











……












そこそこやり込んだだけに結構悲しいぞ!!

もう二度と開かないと思ってたエディターを開いてしまう程!!








いや~しかし本当にかなしい。

サービス開始自体は一年程前なんだけど、このゲームの開発が発表されたのってその更に一年程前なのよ。

その頃からずうっと楽しみにしていたゲームが終わるってどういう気分だと思うね(圧

ニコニコ静画に週一で漫画投稿した位には気に入っていたんだぞ……




↓こんなの




まぁ、なんじゃ。

ぶっちゃけゲームバランス(というよりキャラクター間バランス)が良くなかったり、こういうすごろくゲームで重要視されそうなマルチの環境が崩壊気味だったりと、ゲームとしては所々問題はあったのは確かだったと思う。

しかし、そういったゲームバランスの問題なんてどうでもええと思っちゃう程の魔力がこのゲームにふんだんに込められていたのよ。
「東方のキャラゲー」としてはこの上なく素晴らしいものだったの。

恐らくキャノボ以上の東方キャラゲーって今後めったなことでは現れないんじゃ……と思ってしまう程。
単なる"東方ファン"を"東方オタク"に変えかねないパワーがあった。
ワシもキャノボにどっぷり浸かった影響で「茨歌仙」全巻買ってしまったぞ!華仙は出なかったがな!




そんな「東方キャノンボール」、サービス終了から一週間程が経つんだけど、改めてこのゲームの魅力に思った部分を適当に書き残そうかと。




🎲キャノボの輝いている!と思った点🎲


〇音楽サークル界隈の素晴らしさを改めて認識させられるBGM群


一番大きなのがこれでしょう。

東方アレンジ・及びボーカル曲なんてニコ動釈明期辺りはちょくちょく聴いていたんだけど(ビートまりおさん、IOSYSさんとか……)、2010年辺りからぱったり聴くことも無くなったのね。
単純に元々音楽を聴く趣味がなかったから自然とフェードアウトしただけなんじゃが。

だから配信前のPVで音楽サークルの紹介をされても最初「ふーん」という程度だったのよね。
音楽サークル名が沢山並べられても「うお!?いっぱいおる!?」ではなくて「いつの間にこんな知らんサークルばっか……」という感想だったし。


んが、いざ蓋を開けてみると一部の隙も無い良曲ばかりで仰天。
この一年程で300曲程度まで増える大ボリュームもそうなんだけど、1つもハズレ曲が無いってどういう事やねんと、素直に感心してしまった。
ワシの知らぬ間に東方の音楽サークル界隈はここまでレベルが高くなったのか!?と、再認識した瞬間です。




今年の頭ごろにSwitchで「東方スペルバブル」というパズル×音ゲーなゲームが発売されて、まぁそれも買ってみた訳なんですけど、このゲームの影響もあっておよそ10年越しに東方の音楽サークルに興味を持つようになったのね。

個人的に「暁Records」の存在を知れたのがデカかった。
曲もPVもとんでもクオリティ。なによりカッコイイ!
キャノボもスペルバブルもやってなかったらこのサークルの存在を認識すらできなかったと思うと……



RPG辺りと違って「ボードゲーム」というある種ユルい世界観のジャンルだからこそ、ここまで多種のジャンルの曲を受け入れる事ができたんでしょうね。
結局フレーバー程度にしかならなかったバトル要素も、収録曲のジャンルを広げるという点においては少なからぬ貢献を果たしていたんじゃないかと思う。

ざっくり"ボード+バトル"→"穏やかな曲+激しい曲"。
音ゲー以外でここまで多種の音楽ジャンルの受け皿となったゲームも珍しいんじゃないかと。



〇期待以上にマッチしてた声優の方々

東方projecit程のジャンルとなると、二次創作作品にプロの声優さんが付く事も珍しくはなく……実際に10年以上も前に既にそういった事例が何件もあった訳で、今作でプロの声優さんが付く事が公表されても当初はそれほど驚きはなかったのね。

が、そこはアニプレックス。
キャスティングの巧さが大したもんで、「キャラが原作の声で喋ってる!?」どころか「ご本人が喋っとる!?!?」と思わせる程マッチした声が幻想少女達に当てられたのよね。

個人的に「レティ」「清蘭」「さとり」の3キャラにキャスティングの秀逸さを見て(というか聞いて)取れた。
それぞれ声色とか喋り方に関してはぶっちゃけ他の二次創作作品を鑑みても「新しい解釈」気味のものだったんだけど、それが驚くほど違和感が無いのよ。

特に清蘭なんか、絶対原作ではそんなキャラじゃなかった……少なくとも「ひとぉぉぉぉぉつぅぅぅぅついいいいィ、てぇわぁ、つきぃぃぃぃぃのぉ、ためぇぇぇぇえ~♪」とか抜かすこたぁ絶対ないはずなのに、にも関わらず「清蘭のセリフ」としての説得力を持たせているのが凄い。
これがキャスティングと声優さんの演技の妙というものか。

果たして、今後の東方二次創作においてここまで素敵な化学反応を顕すキャスティングがなされる作品は生まれるのだろうか?
そう考えてしまう程の「奇跡」がこのゲームには沢山内包されていたという訳なのです。


清蘭役の藤井ゆきよさん、また別の機会で東方キャラを演じて欲しいなぁ。



〇愛嬌溢れるキャラモデルども

紹介PVの時点で目を引いた高クオリティの3DモデルとLive 2D。

Live 2Dは数年前から台頭したVtuberという存在ですっかり慣れたというか、珍しくない技術となってしまってるんだけど、これでスマホの中の東方キャラを動かすという点がなんだか新鮮で、実際突っつかれた際に動きながら反応するキャラがとても魅力的に見えたのね。

"Live"な2Dってそういう事かと。お前って意外と可愛かったのだな、と思いながら魔理沙を突っつきまくったりしてました。

ボードを跳ね回り、バトルではふよふよ浮かぶ3Dモデルについては、まずイラストレーターによるキャライラストの再現度に驚き、そしてモーションについてもキャラ毎に違うものがしっかり作りこまれているものだから脱帽。
「霊夢のバトル勝利ポーズ」「こいしの腕パタパタ」「おりんりんダンス」などの小ネタが挟まれたりと、原作プレイヤーをあっと言わす小ネタが挟まれていたのも素敵だと思いました。




……音楽もそうだけど、サービス終了に伴ってこれらのモデルも全て無くなってしまうと思うと悲しい。
結構な作り込みだっただけに、残念。






と、思いきや。
今後配信予定の「東方ダンジョンダイブ」では3Dモデルを、「東方ダンマクカグラ」ではLive 2Dを使用する事が判明!
見た感じどちらもキャノボに負けぬ素晴らしいクオリティ。よかったのお。




____________




……とまあそんなわけで、とても惜しいゲームを失ってしまった。



皮肉にも「ボードゲーム」という設計が足枷になった印象があるのよね。
どんなスマホキャラゲーにおいても避けられない「周回育成」がとにかくやりにくい仕様なのがネック。
スキップチケットやリザーブサイコロ導入など、周回関連についてはアプデで改善していったのだけれども……ゲーム自体をスキップするスキップチケットが導入された事で最早なんのゲームをしているのか訳が分からなってしまってるのが。
ゲームをしているのにゲームをさせないってどういう事やねん。




とはいえ、キャノボが切り開いた「スマホゲーとしての東方二次創作ゲーム」界隈、今後も東方LostWordのみならず「東方ダンジョンダイブ」「東方ダンマクカグラ」と、確実に芽吹き始めているのは良い傾向かと。
これからもいい作品が一杯生まれるといいなぁ。



「東方キャノンボール」を偲ぶ_b0383361_17363162.png
↑「写し絵イラストコンテスト」が開催された際に投稿したブツ。
しょうもないイラストだけどこういう機会に挑戦するのって初めてだったもんだから……まぁ良い経験にはなったのだろーと思う。供養。












P.S.






頼むからキャノボサウンドトラックを出してくれ、

お願い致します。

















# by Heix2 | 2020-10-28 07:52 | ゲーム

新年となり申した

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしゅう。





……。





めっちゃ久々にエディター開いたなあ!





結局夏中に書き終えるとか何とかいってたゼノギアス記事も、引き延ばしに引き延ばした末に年を越してしまったよ!



なんというか、すまん。
ただ、東北に引っ越して以来ブログを書く気力がすっかりと失せてしまったんだ。
デスストの記事も結局書かんかったしね。



今年の展望なんだけど、恐らくTwitterでの活動が主になると思うのよ。
去年ニコニコ動画上で月一で手書き動画を描いたもんで、折角だからイラスト描きを継続させよーと考えている訳です。



後は……
地味に最近停滞してるFF11の動画制作かね。
ジラート辺の頭辺りなら既に録画撮ってるから、広島から再び東北に戻り次第早速編集でもしようかと。




いずれにしてもこのブログでなにかしようって展望が、今のところは無い訳なのね。




これも生活環境の変化によるあおりなのか。
元々はじっくり作品レビューをしようと立ち上げたブログなのに、今ではすっかりその役割もTwitterに移っちゃってるし。むむむ。



うーん。じゃあこれからこのブログはどうするべきなのか。


取りあえず「下書き」の欄に書きかけの記事が一杯あるから、それが気になって気になって。
まずはそこら辺をどうにかしようかなあ、と。
自宅のみならずブログの大掃除、的な。ゼノギアス記事はなんとかカタを付ける。


とにかく……ええと、
ここのブログ事情についてはなんかすごくモヤっとした感じなのですが、今後ともよろしくお願いします。




# by Heix2 | 2020-01-01 23:59 | 雑記